では、モデリング作業で「視点操作」と共に最も頻繁に行う操作…「選択」の仕方を覚えましょう。
- コマンドパネルの
「選択」サブパネルが表示され、続けてショートカットのSキーを押す毎にサブパネルのボタンが → → → と、順に切り替わる。
ボタンを押す。(ショートカット:S) - Sキーを何度か押してサブパネルの
球体の上にカーソルをポイントすると、選択できる要素が黄色くハイライトされるので、面がハイライトされたところで クリック。すると面の輪郭線がピンク色から水色に変わり、面が選択された状態になる。
ボタンをONにする。 - 続けて、Shiftキーを押しながら他の面をクリックすることで、追加選択。
Ctrlキーを押しながら選択された面をクリックすると、選択から除外できる。
(下図は、選択状態が判りやすいように選択面に着色しています。)
- Ctrl+Aで、全選択。 Ctrl+Dで、全選択解除。
3D画面の、何も無い部分をクリックしても、全ての選択を解除できる。
- コマンドパネルの[ 編集オプション ]グループで
か ボタンを押していれば、ドラッグ選択ができる。
通常、面や辺を選択するときはそれらの要素を完全に囲んでしまわないと選択されないが、
Altキーを押しながら選択すると、要素の一部を囲むだけでも選択できる。
(クリックによる選択と同様に、Shiftキーを押しながら追加選択、
Ctrlキーを押しながら選択除外もできる。)
これらの選択操作は、他のコマンド(移動、拡大、回転など)でも同じように使用できます。 他にも選択コマンドならではの便利な選択方法がありますが、次回以降のモデリング作業の中で紹介していきます。
KT爺の茶飲み話
前述したように、この選択操作と視点の移動はモデリング作業中最も頻繁に行う操作でござる。
この操作のし易さがモデリングソフトの良し悪しを決定する…と云っても過言では無いのでござるよ。 や、ホントに。
その点において、メタセコイアは安価ながらも大変優れたモデリングソフトでござる。
事実、高価で高性能な統合型3Dソフト(モデリングから高品質なレンダリング、アニメーションまで行えるソフト)
を使っていても、「モデリングだけはメタセコイアで。」と言うプロのCGクリエイターもたくさん居るでござる。
(かく云う拙者もその一人。)
さて、退屈な基礎の基礎はこのへんにして、次は実際に簡単なモデリングをしながら
他の操作を覚えていくでござる。 乞うご期待。
さて、何作ろうかのう。(まだ考えてない…;)