メタセコイア モデリングチュートリアル
お題は「いのしし(亥)
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2007年01月28日

鬼平で一枚描いてみよう(3)

さて、前回の絵の問題点を洗い出して見るでござる。

まず、第一印象。 …暗い。
暗めのライティングにしたのでござるから暗いのは当たり前でござるが、その暗さに拍車を掛ける原因は、人物の顔から下に有る…と見たでござる。
配色的に黒っぽい色が占める面積が大きく、最前面に在る筈の左手もバックライトの陰に入ってしまっておる為に暗い。 よって、全てが羽織の色に溶け込むように暗くぼんやりした印象になっておるでござる。
全体の明るさだけならば、階調さえ失われておらねばポストワークにて幾らでも変更可能でござるが、元から絵的なコントラストが無いものは如何とも仕難いのでござる。

では修正作業に入るでござる。
この絵でもっと目立って然るべきは、やはり最前面にある左手でござろう。 これを身体から分離する事で、絵的にも奥行きが出る筈でござる。 無駄にライトを増やす事は避けたいので、刀を輝かせているバックライトの位置を調整して左手にも光が届くように変更し申した。 次に、手甲の色を少し明るくすると共に、これを前面のポイントとする為にテクスチャの解像度を上げるでござる。 更に羽織の袖口にフチを付けることでもう一色明るめの色を追加。 火消し装束の胸当ての模様を見せるために、羽織の胸元を頂点編集して開き、更に模様を小さめに描き直して位置も少し上に移動。(無理矢理見せる。笑)

ここまでやって欲が出て来申した。
手甲は布製でござる故、シミュレーションによる羽織のディテールに合わせたい。平たく言えば、シワが欲しい。 左手を目立たせる為の調整をしたのでござるから、目立たせたモノにはしっかり手を加えるべきなのでござる。
そんな訳でオブジェクトを布化してシミュレーションしようかとも思ったが、拙者はコンフォームフィギュア作りの練習の為に自作してみる事にし申した。
メタセコイアでモデリングしてM3の骨を貰って来て、CR2編集。 要らないボーンをサクサク削除。POSERに読み込んでみた途端…マウスポインタが消えて操作不能に。(笑)
良くわからんが、手のボーンだけ残してもダメなのでござるかな? 取りあえずhipから上を残してみたら、上手くコンフォームしたので…まあ、良しと。(てけとー)

さて、胸元付近にあるもうひとつの重要アイテム… それが刀でござる。
詳細なカラーテクスチャに質感まで描き込んで表現するのはPOSERの王道でござるが、Maxでこれをやると、本当に「写真を印刷した物体」の如くシェーディングされてしまうのでござる。 刀の柄部分では、柄巻き、目貫き、鮫皮の質感を分けたい。 幸い、拙者が昔Max用に作った刀があった故、HDの奥から引っ張り出して持たせてみる。 マテリアルも設定済みでござる故、楽ちんでござる。 …が、hisayan殿の作った刀の「鍔」が激しくカッコイイので、切羽部分と共に拝借。いいトコ取りして一振りでっち上げた。 国綱とは刃紋が違ってしまうが、見なかった事にするでござる。

3dsMax作業画面
モリモリ修正&改造。

…と、このような変更、修正を加えて再レンダリングしたのが、下の画像。 これは、GI無しの状態でござる。(GI成分を加算する前提なので、全体は暗め。)
前回の絵と比べると、人物の首から下のディテールがアップしており申す。 羽織の色に溶け込んで暗く沈んでいた各パーツに、質感の違いが与えられ… 絵的に締まった感じがしませぬかな? (´・ω・`)カナ?

GI無しレンダリング

さて、次回はPhotoshopによる仕上げ作業の巻 …でござる。
posted by KT爺 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | CG WIP & 萌え探求