難儀したのは、頭台形状の資料が無い事でござった。通常あまり見えない部分なので、端折ってしもうても構わぬのでござるが…ひとつ作っておけば、菅笠などにも使いまわしできる故、ちゃんと作っておこうかと思った次第でござる。
現在使われておる五徳状の台座は、髷を結った頭では被れぬ故、資料には成らず…通常見えない部分であるが故に、時代劇中でも笠を脱いだ瞬間にチラリと見える程度。
拙者の時代劇映像ライブラリから必死で探し出した結果…なんとか形が特定出来申した。

斯くが如く斜に敷いた座布団に、髷を保護する為の二本の袋が縫い付けてあり申した。
着用するときは、髷の髻(もとどり)を潰さぬように、かなり前傾させて被っておったでござる。

さて、これより大量のモーフターゲットのコンバート作業でござる。
マンドクセでござる。(つД`)
なるほど、内部はこのような構造だったんですね。
私の場合いくら調べても解らなかったので、内部は省略しました。
さすがに、陣笠を脱ぐ瞬間…というのは見つかりませなんだ。
資料は菅笠の内部を使用し申したが、顎紐の形が陣笠と全く同じなので、おそらく台座も同じ形であろう…と思うでござる。