いかん、寝てた。
もしや、アーサーくんの呪いではござらぬか!? 右脳がすっぱり休眠しており申した。
…みたいな芸の無いウソでこんにちは。
気を取り直してテクスチャの作成中でござる。
制作前から気にはなっておったのでござるが、やはりここまで来て大問題になる「着物のテクスチャ」。 さて如何したものか。
実物の写真を撮って加工するのが、一番楽でクオリティ的にも良いモノが出来るハズでござる。
…が、伝統的な模様(パターン)や縞柄等ならまだしも、友禅などの美術工芸品的価値の認められる着物のデザインには「作者」が居り、当然著作権と云うモノが在るハズでござる。
安易にパクって販売、配布するのは無論真っ黒けでござる故、却下。
ロイヤリティフリーの友禅の素材集なども在るのではござるが、その殆どが着物の柄の一部を切り取って来たモノか、クリップアート的なモノばかりでござる。
デザインの参考にはなっても、一着単位でデザインされておる友禅の一部を、柄として繰り返し使う訳にもいき申さぬ。
残された道は…「自分で描く」しか無いではござらぬか…。 orz
と云う訳でナンチャッテ手描き友禅地獄でござる。;;
せっかくの地獄でござる故(←?)工程の紹介。

先ず、着物のどの位置にどの程度の大きさで柄が入るか等の全体のデザインを決め、ラフを描く。
柄のボリュームや流れが判る程度で良いかと。 即ち描き殴り。

イメージに合った参考資料を集め、ラフのボリュームを元にしたりしなかったりして黒のラインで下書き。
友禅的には青花で下絵描きの工程。

ラインの色を反転する。この段階で簡単なマスクを作っておく。
友禅的には糸目糊を置く作業にあたる…ようなあたらないようなナンチャッテ。

友禅っぽくぼかしを入れながら彩色。
ナンチャッテじゃない友禅的には「色挿し」と呼ぶ。

全体に色が入ったら、布目のテクスチャを適用して生地に慣らす。
友禅的にはここから伏せ糊(マスキング)して地色を染め、蒸して染料を定着させたり、水洗して糊を落としたりと大変な作業がまだまだ有るのだが、ナンチャッテなので不要。
今回紹介した部分だけならクリップアートでも代用可…な気がするのは気付かないフリしてスルー。
無論、これは全体のごく一部でござる。
…が、一部が描き上がってみて、思っきし自分のセンスに自信が持てなくなったのが痛いトコロでござる。(つД`)ツヅケテイケルデゴザルカ?
拙宅と和風展にリンクしていますが、あたしのネット上の友人で京友禅の専門家のHPもありますよ。
ご紹介かたじけない。参考に、お伺いしてみるでござるよ。
今回、友禅では定番の季節の草花を散らした図案を作ってみたかったのでござるが、いろいろ参考資料を眺めながらハタと気づいたのでござる。
図柄を見ても、それが何と云う草花で、実物の花の形や葉の形がどうなっておるのか知らない。ww
基礎的な植物についての知識が無い事に気づいたのでござる。
これでは友禅の参考資料を見ても、元になった草花をどうアレンジしたのかが解らず、ただ参考資料を写し取るしかできないので…
やむなく元の植物のリファレンスから探すハメになり申した。;;
なんかだんだん突っ込むべきでは無いトコまでズルズルズル…。 性分とはいえ、煩わしいものでござる。--;